僕のセクシャルハラスメント

 うーむ。このお話、なんと言えばいいんでしょう。上司に命令されるまま、自分のカラダを武器にのし上がっていくリーマンもの、とでも言えばいいんでしょうか。
それにしても、この主人公の望月くん(cv.松本保典さん)。あんまり出世しているようにも思えません。
金や名誉より、色仕掛けで言うことを聞かせているっぽい、上司の本間さん(明夫さんキャラ)は、課長から支社長に驚異的に出世してますが。こんな会社…イヤです(笑)。
だって、受の望月くん、短期間に5人のおじさんたちに弄ばれちゃってるんですよ!最後の方では彼もしたたかになってましたけど。あれだけ利用されれば、したたかにもなりますって。
 というわけで、カラミは3回(本間×望月)。回数の割にはまったく激しくありません。松本さんの喘ぎもあっさりとしたもの。耐え系ですな。
どっちかというと、明夫さんの恥ずかしい台詞の方が…。「ここはダメだと言ってないようだよ」とか(お約束)。いや、決してコメディじゃないんでしょうけど(失礼)、あんまりにも有り得ないシチュエーションが、逆に笑いを誘うというか、その辺りを明夫さんも意識しているご様子で、Hの攻めセリフもノリノリでふざけてる感じです。特に「望月くん…!」という言い方が、いやはやなんとも。
 この本間さん、部下をカラダの接待に出すなんて、もう鬼畜としか言いようがないんですが、望月くんに対してはとっても優しい雰囲気。一切強制はしない。でも、自ら「お願いします…」とか言わせてしまう。…凄いテクだ。
 あと、短いシーンなんですが、望月くんをレイプして挙句ハ○撮りした新見(cv.大塚芳忠さん)にお仕置き(?)するところ。
その時に使うアイテムが、なんとトウモロコシですよ!うがっーー!有り得ん!その時の明夫さんの鬼畜な笑い声がまた怖かったです…。
盛りだくさんな内容、ではあったんですが、とりあえずはトウモロコシ。これでしめさせていただきたいと思います。

少年濡れやすく恋成りがたし 1

”並木水人” 彼のことを人は「華」と呼ぶ(笑)。蝶を引き寄せる大輪の華だそうで。男も見惚れ、抱いた女はすべて骨抜きになってしまうらしい。凄いキャラだ…。
 おそらく明夫さん、本格的”喘ぎ”デビュー作。デビューにして最長記録なのでは。冒頭10秒後にはすでに明夫さんの喘ぎ声から始まる。いや、お相手役の佐々木さん(欧彦役・高校生)も喘いでるんだけど。
初受らしく(しかもちょっと苦手なのかな?)、ぎこちない印象の佐々木さんに比べ、喘ぎデビューとは思えないほど、がっつりかましてくれてます、攻め喘ぎ。
なんで、ここまで…と思ったんですけど、明夫さん演じる”並木水人”というキャラクターによるものかなあ、と。
快楽を追うことになんのてらいもないタイプ。真っ最中に、「顔をそらすんやない、真剣勝負や」とか言ってるぐらいだし。
でも、その、関西弁が、ね(コラ)。東京出身の私にさえわかる、微妙なぎこちなさが…時々…。8年後の別CDでは何の違和感もなく(私にとっては)聴けて、ああ、お上手になったのね、と。
私もわかる気がするんですが、どういうわけか、東京出身者は、関西弁より東北弁のほうが真似が上手かったりします。なぜかしら。明夫さんも東京都ご出身。”ナガネギマン”の東北弁の方が上手かったり(笑)。
で、水人は若き組長、翼郎(cv.飛田展男さん)とも関係があるようで、いきなり「脱げ」と命令v
ここでちょっとわかったんですけど、明夫さん演じる水人は時々ヌードモデルになっていたらしいという事実。しかも油絵!どうでもいいようなことに萌える私。
飛田さんの耐え系の喘ぎが、絶妙に素晴らしかったです。明夫さんとも息がぴったり合ってたし。あ、一緒にイけたのね、良かったね、みたいな(どんなだ)。
やはり原作を読んでいないと、あらすじさえおぼつかないんですが、まあ生き方や人間同士の関係に悩む主人公・欧彦が、その美貌ゆえに様々な汚い世界を垣間見る、とそんな感じじゃないかと。そして、住む世界のまったく違う(ヤクザの)並木水人という男との出会いが彼を変えていく、と。

叫んでやるぜ! 1

”小泉天竜” 声優歴10年の35才。声もルックスもきまってる(?)そうです。さり気にメガネさんvの二枚目半(たぶん)キャラクター。明夫さんがモデルということで、役との相性は文句なし!
 33才声優、童顔受け声の信乃ちゃん(cv.金丸淳一さん)の元に突然現れた高校生、南夏也(これで‘なかや’と読む/cv.岩永哲哉さん)。彼は信乃ちゃんが16才の時の子供だった。母親の死をきっかけに同居することになった親子のハートフルストーリー&お仕事話。
1の時点では、明夫さん演じる天竜さんとはまだ先輩後輩の関係でしかありません。でも、劇中劇みたいな感じで(声優ですからね)BLCDを録音するシーンなどがあり、とーっても楽しかったです。
大体、そのキャラ名が「ジュンイチ」「アキオ」ですからね(笑)。・・・いや〜凄い。もうこれを考え出した方に拍手を送りたいです。
で、その中のイく2秒前(こまかい)ぐらいの喘ぎがなんともイイ感じでした。ああいう声って、明夫さんの場合あんまり聴かないような気がします。ありがちそうなんだけどなあ。はあはあ言いながら高まっていく、みたいな。
劇中劇なので、わざとらしさを強調しているところもあり、嘘っぽいんだけど、それもまた良し♪
印象に残った台詞はコレ→「基本的にやれないっていうのは、役者じゃないと思ってるんでね」 BLものに微妙に抵抗を感じてそうな信乃ちゃんに一言。

美しい男

”ガンディ・レーベンス” 肩幅のやけに広い、上品な顔立ちをした男(by義理の息子となったM2)ブックレットを見ると、細面で顎鬚が。
 お話は2つに分けられています。まず第1部は、命令拒否罪のため(実は空軍の秘密保持のため)コールド・スリープに処せられたM2(cv.石田彰さん)の現在編。マジメな(?)SFです。そして第2部がM2の過去編。
この第2部は原作にはなかったそうで、明夫さん、今回エッチ要員って感じですかね。でも、息子への狂気のような盲目の愛や、最後の方の息子を引きとめようとする涙の訴えと叫びなど、ドキドキするようなドラマ要素もたっぷりあり、短いながら聴き応えがありました。
 カラミは1回。17才の誕生日を目前にした義理の息子に媚薬を飲ませ、ベッドに押さえつけて「これは儀式だ」と。なんかここのキスのSE良かったなあ。時間的には短くて残念でしたけど。早いね、パパ。みたいな(笑)。
で、M2がクスリで朦朧としているからか、明夫さんの喘ぎが大きい、大きい(笑)。妙にリアルって言うか、男らしい呻き声っていうんですか。そんな感じでした。
ラスト近くの、明夫さんの涙の長台詞はおススメです!

叫んでやるぜ! 2

 南夏也(cv.岩永さん)のモノローグと共に始まるわけですが、冒頭の「時代劇風BLもの」(しかもお小姓もの)での大殿役に大爆笑!そこだけ何度も聴いてしまいました。
このシリーズで恒例になりそうな劇中劇(CD録音風景)の1つなんですが、いわゆるハンサム声の明夫さんの声しか聴いたことがなかったので、一瞬誰だかわからなかったぐらいです。イヤラシイお殿様がこんなにハマるとはっ!
 2では、信乃との関係も少し前進します。それに後輩声優、水沢(cv.置鮎龍太郎さん)との信乃ちゃんを巡る恋のさや当ても始まって、カワイイ(?)三角関係の出来上がり。それにしても、生放送のラジオで男とキスした話は普通しません。「サクッとね」って、アナタ!
『宇宙三国志』のオーディションのシーンなど、さすがの迫力で、またいかにも明夫さんがやりそうなキャラクター。反乱軍のトップで、自由を求めて戦うワイルドな男トキオ。ストレートに格好いいです。
天竜さんを慕う(?)後輩、香取虹介(cv.保志総一郎さん)も登場し、正統派ショタ声(←褒め言葉)を披露してくださいます。できれば、虹介くんの襲い受も聞いてみたかったv
そして、ついにキスをする天竜さん&信乃ちゃん。この時の明夫さんの囁きが、またなんとも…!「気持ち悪くないんですか?」と聞かれ、「悪くなんかないね」との吐息混じりの声に悶絶。
どうにも天然ボケな信乃とラブラブになる日は来るのでしょうか。顔を合わせば口げんかばかりする水沢と虹介の後ろで、楽しそうに「やれ、やれえ〜」とか煽り立ててる天竜さんが好きですv

恋の診察室 1

”結城昭秀” がっしりとした体、まるで俳優のような整った目鼻立ち、高い鼻と質感のある唇、きれいに撫で付けられた髪…(by芳樹)
 開始早々、優し〜〜いお医者さん口調にやられます。「はい、ちょっとチクッとするからねー」「指、動かせるかなー?」「もうすぐ終わるからねー」・・・たまらんのですよ、これが。そしてオイタが過ぎた20才の男の子にお仕置きと称して、やりたい放題。
「ほら、ココが前立腺…」という名セリフが聴けます(笑)。「敏感だな」とか「その割にこっちは元気だけどな」なんて言葉攻めをしてますが、お相手が緑川光さんなので(なので?)、喘ぎ声はお任せ状態ですね。ちょっと残念。
あらすじとしては、40才病院院長と20才大学生(ヤクザの次男)の年の差カップル話。それにヤクザの抗争が絡み・・・といったところ。原作を読んでいなくても大筋はわかると思います。

叫んでやるぜ! 3

 2で登場した『宇宙三国志』の夢オチ・ストーリーで始まります。「おまえとならいつでもどこでも本番OKだぜ」って…。「俺のバターナイフ」とか(笑)。笑える台詞を言ってるのに、なんだかセクシーなのはなぜだろう。
さてさて今回、『宇宙三国志』の第一部打ち上げのため、温泉旅行に行くいつもの面々。ビンゴ大会で大盛り上がり。信乃とムフフな(死語)展開を期待する水沢(cv.置鮎さん)ですが、彼女に振られて悪酔い中の虹介(cv.保志さん)に泣きつかれ、アヤシイ雰囲気に。そうこうしている間に、相部屋の天竜と信乃はもっとアヤシクなっちゃいます。
信乃ちゃんの足の指(!)を舐めちゃったりね。この時の吐息がまたそれっぽいんですよね。その後のキスシーンも、そんじょそこらの絡みより断然色っぽいです。
「キス、させてくれよ」というちょっと情けない言い方も可愛かったんですが、「ダメです」って言われた後の台詞がっ!「上唇だけ・・・(ちゅっ、とキス)下唇だけ・・・(さらにキス)」…って、結局してるじゃん、みたいな(笑)。や〜、高口先生、素晴らしい!(←ハイテンション)この寸止め感もたまりません。天竜さん、オトナです。
 かたや、信乃ちゃんの息子、南夏也(cv.岩永さん)は先輩の映日(cv.松本保典さん)と一線をこえてしまいます。この辺り、原作を読んでいないと、かなりの唐突感です。ちなみに南夏也が攻めなんですけど、どちらも受け受けしかったです。
そういえば、このシリーズ、受系(?)の声優さんが多い気がします。置鮎さんもどっちもOKですしね。だからか、明夫さんのバリ攻な声が目立っているような…。あ、塚本マネージャー(高木渉さん)もいましたね。そうそう、高木さんの演技があまりにも楽しかったので、塚ちゃんのサイド・ストーリーも聴いてみたいと思ってしまいました。
最後、信乃ちゃんのお見合い話が持ち上がったところで、続く、となります。せっかく天竜さんとイイ雰囲気になりかけたのに〜。BLでは定番らしいお見合い話。オトナ過ぎちゃって、もどかしい2人の今後はいかに!(と、煽ってみたり)

叫んでやるぜ! 4

 2枚組みです。Disc1、またもや『宇宙三国志』ネタから始まります。明夫さんの「ジョ〜〜ン〜〜〜!!」という絶叫が凄い。っていうか笑えます。
でも、痛みに苦しみながら言う「ジョンの心は…」という台詞に心臓打ち抜かれました。このシーンのバックに流れる音楽がまた非常にツボです。…ありがちで(笑)。
 さて、お見合い話が着々と進行する信乃ちゃん。またまた相談(?)に行った天竜さんのマンションで押し倒される。懲りませんな。天竜さんの「傷ついて泣いている女なんて、いくらでも抱いてるんだ」にオトナの男を感じます。でも本当のオトナは、そんなこと、相手に言わないってば。
この幾分デリカシーのない発言に信乃ちゃんの平手打ち。ま、当然か…。
その後、なぜかマンションまでチクリに来た水沢(cv.置鮎さん)に、信乃が結婚するかもしれないということを聞かされ、激しく動揺する天竜さん。割りにあっけらかんとしている信乃ちゃんに、「おまえがわからないよ…なに考えてるか…」という言葉、苦悩が滲み出ていて萌えましたv
バーでヤケ酒を飲む天竜さんを偶然見かけた、劇団の先輩川辺五郎さん(cv.小杉十郎太さん)。低音さん同士の会話がステキ。
で、酔っ払っちゃった天竜さんがすごくカワイイんです!五郎さんに家に送ってもらって、「ベッドはどこだ?」と聞かれ、えへへ、みたいな感じで「どこでしょう〜?」なんて言ったり!
そして、ラジオ収録の現場で倒れてしまった信乃ちゃんと天竜さんの病室でのシーン。「冷たく…しないでください…」という信乃が激キュートvそりゃあ天竜さん、キスしたくなるっていうもんです。
で、で、で!ついに一線を越えた2人。信乃さんのモノローグも、そのバックでの2人の喘ぎも、もうドキドキですよ。「声も、顔も、体も、心も好きだ!」なんて言われちゃあねえ。この天竜さんみたいな人、その辺りに転がっていないものか(爆)。
まずは明夫さんの吐息にやられ、それから囁き声。ただのハスキーで小さい声っていうんじゃないんです。なんていうか、自分の激しい気持ちを押し隠すかのような囁きなわけですよ。信乃ちゃんのモノローグ、「聴覚を刺激され眩暈にくらくらする」…ええ、私もですw
 さてDisc2です。いつの間にやら仲良しな水沢(cv.置鮎さん)と虹介(cv.保志さん)。この2人の別エピ、聴いてみたいなあ。で、天竜さんのマンションで一戦終了後(下品)シャワーを浴びる信乃ちゃん。一緒に暮らしたいと駄々をこねる天竜さんがラブリーv
結局、実はいちばんオトナな信乃ちゃんの息子南夏也(cv.岩城哲哉さん)が祖母の家へ戻り、信乃を天竜さんに託す、というカタチで終わります。
このあたりの過程、特に信乃&南夏也親子の心境が切々と伝わってきて、思わずホロリ。信乃ちゃんをがっちりと受け止める天竜さん、オトコマエです。
エピローグは、1&2で登場した南夏也の担任山辺先生(cv.堀川りょうさん)もちらっと登場したり、水沢の婚約解消宣言や塚本マネージャー(cv.高木渉さん)が南夏也をスカウトしようとしたりのお約束なスタジオ・シーン。
コメディとしてもハートフルストーリーとしても、もちろんBLドラマとしても、とっても楽しいシリーズでした。
他、金丸さんの歌やテーマ曲、ミニドラマなど。5分弱ほどのフリートークも、皆さんハイテンションで面白かったです。それにしても高木さん。明夫さんに「耳元で囁いて欲しいと思った」って…!(笑)それに対して照れてるっぽい明夫さんが可愛い〜v素のお声にドキドキでした。