刻音色


ご注意:18禁作品(男性向けアダルト)です。また、ネタバレ全開ですので、ご注意ください。



一巻目(一の刻)と二巻目(二の刻)を合わせた感想です。

〜ストーリー〜
――「僕」は目覚めた。雪に閉ざされた山間の旧い館で。頭に怪我を負い運ばれたという。
書物と絵画に囲まれ、椿を愛でる妙齢の女館主も、悲しげに微笑む四人のメイドも皆、全てを知っているようだ。
「僕」には分からない。思い出すことができない、何もかも。「あなたは刻(とき)のないこの館に、時間を持ち込んでしまった」
蝋燭の灯りで語られる神隠し伝承に導かれるように、歯車は回り始めた。深夜零時。数十年、動くことのなかった大時計が、十三点鐘を告げる。
内なる井戸の底から這い出した黝(あおぐろ)い翳(かげ)が徘徊する時、闇に漏れ聞こえるメイド達のすすり泣きは、恍惚…それとも――。
(DISCOVERY HPより)



 ゲームのOVA化というだけで、予備知識なしで観始めました。
青島さんの役、刹弥は詩条家の息子で、20歳ぐらい?でしょうか。鬼太郎ヘアーですがなかなかの美男子。登場する女性は5人。

ストーリーはですね・・・、ええー、なんだかさっぱりわかりません。

だって、公式のあらすじ通りに始まらないんだもん!二巻目のラストシーンで上記の一巻目あらすじ冒頭になるっていう…。まあね、要するに同じ時間を繰り返してる、時の中に閉じ込められている、と。メビウスの輪状態らしいんですが。

しかも刹弥が3人も出てくるし!いや、実際には三つ子?クローン?みたいなんですけど。もちろんすべて青島さんボイス。
驚きましたが、この辺りは大変美味しいです。
便宜上兄弟にしておきますが、長男(刹弥):はかなげ、次男(慈弥):ツン、三男(イツヤ):いっちゃってる、という具合で素敵な演じ分け(勝手設定)。

結局話を引っ張っていくのは、ひねくれちゃった慈弥なんですが、お声がですね、最近気に入った某映画の主人公ちっくで(ブログで散々語っちゃいましたが)、楽しかったです。
なんというか、キャラクターの造形に抜かりがないって感じなんですよね。

安穏に暮らしていた刹弥と義理(たぶん)の母親+メイド4人。それに、人知れず地下室に閉じ込められている弟。
その弟が刹弥を監禁し、入れ替わろうとするところから始まります。
ここの慈弥の「いいさ、すぐに見分けが付かなくなるんだから。人の顔なんか」という台詞から、オープニングまでのモノローグが凄く良くて、エロアニメだということを一瞬忘れそうになってました(笑)。

あとカスミ(メイドの1人。刹弥と心を通わせていた)の回想シーンがちょくちょく出てくるんですが、声もちゃんと十代の少年風。
で、慈弥がなんかしたせいで(←適当)、時が止まっていた館の時間を動き出させてしまいます。さらによくわかりませんが(←適当×2)、そうすると、館内にいる女性がみんな淫○になって、やりたい放題始めると。なんでやねん。

その光景を隠しカメラで見ている慈弥。
その後ろには、天井から吊るされた縄で両手を拘束され椅子に縛り付けられた上、M字開脚で全裸という兄さんが。なんでやねん!!

しかも兄さん、えらいこと感じてます。なんか刹弥も女性たちと同じような状況になっているっぽい。冷酷な口調で「いいんだよ、イっても」とか言う弟。とんでもねー格好で喘ぐお兄ちゃん。
そしてボイスはどっちも青島さんという(笑)。まさに1人受け攻め状態ですよ。
「手を使わずにイマジネーションでできるなら」とか鬼畜な弟が言葉責めしまくり。隠しカメラのモニターには女性2人が乱れまくっているのが映っているんですが、かなりの間、女性ではなくずっとお兄ちゃんの喘ぎ(笑)。
オジサンうっかり興奮しちゃったよ←なぜか男性目線

で、実はもう1人弟がいる様子。一応三男(イツヤ)ということにしておきますが、これが全裸にコートというスタイルのため、モザイクがオールウェイズ。
どのシーンでもモザイク入ってます。つか出しっぱなしで歩くなよ…。

このあと、メイドたちが次々と。
ビリヤードの玉4個にトライしたり掃除機代わりにされたり、腕とか洗濯機とか…。ぐああああ。痛い痛い痛いーー!

中盤くらいまではそこそこ飛ばさずに観てたんですが、後半部分はダメでした…。青島さんの熱演を聴かなければ!とは思ったんですが、しゃべっていそうなところだけ止めてあとは早送り。ごめんなさい、青島さん。

というわけで、カスミが捕まってしまったところで一巻目終了。


二巻目です。

カスミが倉庫でされちゃってるところから始まりますが。
延々と響き渡る攻め喘ぎ。
…某アニメでのディレクターさんのダメ出しはあまり効いてないみたいですね(笑)。
声がね、それにしてもリアル。すんげーリアル。映像を観ないで聴くとたいへん危険です。どうしたらいいんだ、もう…。

そこへ慈弥が現れ、イツヤと会話。やっぱりどちらも青島さん。
涎を垂れ流しながら目がいっちゃってるイツヤの口調が…。なんか凄いわー…。
で、カスミが消え、不審に思った葵(義理の母親)がメイドの1人と地下室へ。
そこでは相変わらず全裸で天井に括り付けられている刹弥。逆さづりにされてるカスミ。

…で、また早送り……。うえええ。

う〜ん、なんか実験台だったんですかねえ、この兄弟。カスミも同類ってなんだろ。
ラストは、まあいろいろあって、結局女性5人にしたいようにされる刹弥&慈弥&イツヤということで。 ←はしょった
そういえば、逆に捕らえられて嫌がる慈弥が「やめて…だめ…」とか急にカワイコちゃん口調になっていて笑いました。

ストーリーはよくわからなかったものの、性格の違う3役をこなす青島さんが聴けて、とっても満足。なかなか雰囲気のある作品なんじゃないでしょうか。
個人的には観てられないシーンもありましたけど…。男性向けだし、仕方ないですね。とにかく青島さんの語りと喘ぎは堪能できるかと思いますv


↑ページトップ